「初期費用0円・月額〇〇円」——そんなサブスク型(月額制)のホームページが増えています。手軽で始めやすい一方、3年・5年と使ったとき、本当にお得なのでしょうか。この記事では、サブスク型と買い切り型を同じページ数でそろえて3年・5年の総額で比較し、見落としがちな「やめたときに何が残るか」まで含めて、制作する側の視点から正直に整理します。
サブスク型と買い切り型、何が違う?
同じホームページでも、料金の「払い方」と「持ち方」が根本的に違います。
サブスク型(月額制)= 借りて使う
初期費用を0円〜数万円に抑え、毎月の定額料金を払い続ける方式です。サーバー・保守・ちょっとした更新が月額にパックされていることが多く、手軽に始められます。ただし、サイトは基本的にサービス事業者のもの。月額を払っているあいだだけ使える「レンタル」に近い形です。
見落としやすいのがやめたときの扱いです。多くのサービスでは、解約するとその月末でホームページは公開停止。「一定期間(例:36か月)続ければ無償で譲り受けられる」という条件がついていることもありますが、譲り受けたあとの管理・保守は自社対応になります。つまり、3年払い続けて手に入るのは「保守のついていないサイト一式」。それなら最初から自社の資産として持ち、必要なぶんだけ保守を選ぶほうが、シンプルで安く済むことが多いのです。
買い切り型 = 作って所有する
最初に制作費を払い、完成したサイトを自社のものとして所有する方式です。サーバーや独自ドメインも自社で持ちます。先に費用がかかるぶん、その後の毎月の固定費は抑えやすく、長く使うほど割安になっていきます。
3年・5年でいくら違う?コスト比較
使い続けたときの総額を同じページ数で比べてみます。サブスク型は「2〜6ページで月16,280円・初期5,500円」の料金設定を一例に、genba oh はスタンダード(3〜5ページ・通常価格)+ライト保守で計算しています。
| サブスク型HP (2〜6ページ・月額制の一例) | genba oh(買い切り型) スタンダード+ライト保守 | |
|---|---|---|
| 最初に払う額 | 21,780円 事務手数料5,500円+初月16,280円 | 120,000円 スタンダード通常価格(制作費) |
| 毎月の費用 2か月目以降 | 16,280円 | 9,800円 ライト保守・サーバー込み |
| 3年間の総額 | 約591,000円 | 約472,000円 |
| 5年間の総額 | 約982,000円 | 約708,000円 |
| やめたとき サイトは | 公開が止まり、手元に残らない ※一定期間の継続後に譲渡できる場合もあるが、譲渡後の管理・保守は自社対応 | やめる・やめないに関わらず 自社の資産 |
※ あくまで一例です。サブスク型は初期費用5,500円+月16,280円、genba oh 側はスタンダード通常価格120,000円+ライト保守 月9,800円で算出(サーバー費はライト保守に含む/独自ドメイン代 年約1,500円は別途実費)。サブスク型の初期費用は事務手数料で、制作費は月額に含まれます。金額はすべて税込です。
初期費用があるぶん、買い切り型は最初の数ヶ月こそ割高に見えます。ですが月々の差が効いてきて、3年で約12万円、5年で約27万円、買い切り型のほうが安くなりました。長く使うほど差は開いていきます。
さらに、公開後にほとんど更新しないなら差はもっと開きます。静的サイトは放っておいても壊れないので、月額保守をつけず「都度対応(1回3,300円)」で必要な時だけ直す選び方もできます。年2回の更新なら5年間で約15万円——サブスク型(約98万円)との差は80万円以上です。
「買い切りは高い」は本当か?
よく「買い切りは初期費用が高くつく」と言われます。たしかに、高額な保守費・頻繁な有償更新・数年ごとのフルリニューアルを前提にすると、買い切りでも総額が膨らみます。ネット上で「買い切りは200万円かかる」といった試算を見かけるのは、たいていこのパターンです。
ですが、それは作り方しだいで大きく変わります。genba oh が標準にしている静的サイト+Cloudflareの構成なら、サーバー費用はほぼ0円で、攻撃にも強い作りです。だから月々のライト保守(9,800円)をつけても、毎月の負担はサブスク型より低く抑えられます。上の表で総額が安くなっているのは、この構成だからです。(仕組みの違いは WordPressと静的サイト、どっちがいい? をどうぞ)
それでもサブスク型が向くケース
「安い=買い切り」と決めつけるつもりはありません。次のような場合は、サブスク型のほうが合うこともあります。
- 初期費用を1円もかけたくない:とにかく手元の出費を抑えてスタートしたい。
- ごく短期間だけ使う:イベントやキャンペーンなど、数ヶ月で役目を終えるサイト。
- 毎週のように自分で大きくいじりたい:更新ツールが一体になった手軽さを重視する。
大切なのは「どちらが優れているか」ではなく、使う期間と、やめたときに何が残るかで選ぶことです。
genba oh の考え方
genba oh は買い切り型を基本に、静的サイト+Cloudflareで毎月の固定費を抑える作りにしています。完成したサイトも独自ドメインも、もちろんお客様自身の資産として残ります。料金は、シンプルな1ページのミニマムLP・会社の顔となるスタンダード・ご要望に合わせたカスタムの3つを基本に、必要なオプションだけを足していく明朗な形です。公開後の更新は「都度対応(1回3,300円)」「ライト保守(月9,800円・月3回まで)」「スタンダード保守(月12,000円・月4回まで)」から選べ、「お知らせやブログは自分で更新したい」という場合は、その部分だけ管理画面を足すこともできます。
あわせて読みたい:ホームページ制作費用の相場は? / 「遅い・重い」サイトが損をする理由
← genba oh トップへ戻る